院長のひとりごと『ICU』
2018年8月21日
今回のコラムは、たくさんの命を救った『ICU』という当院の医療設備をご紹介させていただきます。お部屋の中の酸素濃度、温度、湿度を管理できます。酸素を高濃度にして、酸素を体に取り込みやすくしてくれ、温度や湿度を快適な状態に保ってくれます。手術後の子(麻酔からの回復が早くなります)、肺水腫などで呼吸困難の子、状態が悪い子などに使用しています。
呼吸困難の子がこの中に入っていると楽そうになり苦しくて今まであまり寝られなかった子がすやすや寝ている姿をみるといつもほっとします。飼い主さまがその姿をみてとても喜んでいる様子をみるとつくづく導入してよかったと思います。
医療設備は高価なものが多いのが実情ですが、命には代えられません。これからも動物のこと、飼い主様のことを考えて設備を導入していきたいと思います。
院長 田熊 大祐